さかもと歯科医院コラム記事

【さかもと歯科医院】電動歯ブラシについて

ホームケア

こんにちは 四日市市 歯医者 さかもと歯科医院です。

結局のところ電動歯ブラシはいいのでしょうか?

現在では様々なものが歯科医院、家電量販店、ドラッグストア、オンラインなどで購入できますが、患者様の多くがご自身の口腔状態に合わせた効果的な選択や使用方法がわからないまま使用していると考えられます。

反復回転式電動歯ブラシ

オーラルBシリーズなど

小型モーターによる振動や回転によりプラークを機械的に除去します。最近のものは左右回転だけではなく、上下運動や毛先一本一本まで振動させ、効率的にプラーク除去できるものも販売されています。

手用歯ブラシと比較しても、プラーク減少率、歯肉出血の改善、歯周ポケットの回復などの歯肉改善に有効であったとの研究結果があります。

また、反復回転式と手用とでは三年後の歯肉退縮量の面でも大きな差異はないと報告されているそうです。

音波式電動歯ブラシ

ハイドロソニックプロ、ソニッケアーなど

リニアモーターによる高速振動や回転によりプラークを機械的に除去します。また、高速振動から生まれる水流によりプラークを除去します。

初期の研究では手用歯ブラシと音波式においてプラーク除去率が3倍であったと報告されました。

近年の研究のものでは反復回転式や音波式とも手用よりも高い効果を示し、プラーク除去率も、歯肉炎スコア、出血スコアにおいても差異はないことが報告されました。

論文や評価法の違いでも多少の差はあるそうですが、適応症や患者の好みなども反映されての結果だそうです。例えば矯正患者の電動歯ブラシの効果について、歯肉炎および歯肉出血に対して手用と比較して最も大きな差がみられたのは音波式を使用した研究だそうです。

電動歯ブラシの使用方法

ブラシの運動様式は反復回転式と直線的な音波振動に分かれます。振動数や振動幅の組み合わせにもよりますが、どちらが高いからと言って除去効果も高くなるわけではありません。こつは、ブラシヘッドの振動方向と同一の向きに歯ブラシを動かさないことです。

ブラシの形態も、円形や斜めに植毛されているものなどがあり、手用の歯ブラシとは全く違うため、慣れるまでは扱いにくく、プラーク除去が非効率になったり、歯肉を傷つけてしまう原因になります。

ブラシの先端、側面を歯面に対して垂直に当てるように2~4秒ほど当てて移動していく

上の歯の前歯はハンドルを縦に持ち、ブラシ先端を歯面のへこんでいるところに合わせる

奥歯はブラシの先端が歯面を覆うように角度を付けて当てる

使用になれるまでは、染め出し剤を使用するのもおすすめです。

使用方法でわからいところがあれば、お家で使っているものを持ってきていただいてご指導いたします。

また、どの機種も手用歯ブラシと同じようにフロスや歯間ブラシの併用は必須です。

電動ブラシが向いている方は、細かい動作をするのに制限がある方、ステインの付着が気になる方、本体を保持することができる方、振動に耐えられる方、家電が好きな方にもおすすめです。

ランニングコストやプラーク除去のパワー、歯並び、歯の本数によっての清掃のしやすさ、重さ、振動の感覚、ハンドルの大きさ、歯ぐきの触り心地などといったポイントも選択するのに見なければいけないところです。

歯磨きチェックをして、ご自身の磨き方の癖や、力加減、歯周病の進行度合い、歯列によってもアドバイスができると思いますのでぜひご相談くださいね。

その他、虫歯治療、インプラント、定期検診、などお電話、メールでもお問い合わせ下さい。

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