さかもと歯科医院コラム記事

歯列接触癖(TCH)について

はぎしり

四日市 さかもと歯科医院では歯列接触癖(TCH tooth contacting habitの略)でお悩みの方も沢山ご来院いただいております。お口の中をみていましても7割くらいの患者様に、歯軋りや食いしばりをされている痕跡のようなものが見受けられます。舌圧痕と呼ばれるボコボコとした痕であったり、歯の根元の部分が楔状に削れていたり、上顎や下顎の骨が隆起していたり、歯が短くすり減っていたり患者様によって様々です。症状としては舌や歯がしみたり、顎が痛んだり、肩が凝ったりこちらも様々な症状があります。

TCHにより歯の根元がテコの原理で一番力がかかることでその部分だけ楔状に欠けてしまうのですが、その場合対処療法としてコンポジットレジンと呼ばれるプラスチックの詰め物で補修も出来ます。ですが毎日の歯軋りなどでまた力が加わるとすぐに詰め物が取れてしまったり、プラスチックは汚れが付きやすいため詰めた部分だけ歯周病が悪化してしまうリスクが有り、あまり根本的な治療ではないのでおすすめはしません。

そのため当院ではTCHの負担を減らすためにマウスピースの使用をお勧めしております。歯のヒビやすり減り、詰め物、力を逃がすためのクッションの役割のためです。

TCHはストレスも影響していると言われております。ストレスにより興奮状態になっている体を鎮めようと自律神経や精神安定のホルモンを出そうとするお身体の反応です。なのでリラックス効果のあるガムを噛んだりすることも効果的だそうです。過度の摂取は逆効果ですが、セロトニンというホルモンが分泌されることで心の安らぎや落ち着きを感じるそうです。

就寝中は勿論ですが、集中している時に症状が出やすいので、パソコンの端に付箋で歯軋りと貼っておくなどご自身で意識をすることも大事です。

うつむき加減になるパソコンやスマホ姿勢も良くないそうです。姿勢を正すのには代謝が上がることに加えて、姿勢がいいことで深い呼吸になるので自然と副交感神経によりリラックスの状態になる上、肩こりや腰痛、頭痛などの緩和にもなります。

TCHの原因はまだ全ては解明されていないため根本的な治療や解決策はないのですが、ストレス発散に加え、マウスピースによって歯や歯茎を歯軋りの力から守るという方法が選ばれております。お悩みの方は一度さかもと歯科にご相談下さい。

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